人材コンサルタントとして、業界を俯瞰して感じた危機感 学習することで「知の探究心が湧いた」

[G検定 合格者インタビューvol.12]ディープラーニング × リスキリングによる自分磨き

インタビュー vol.12
株式会社ファンオブライフ
眞山 裕介さん(エグゼクティブコンサルタント/G検定2022#1合格)

 領域特化型の転職エージェントとして、弁護士・経営人材専門の転職エージェント「アガルートキャリア」を運営しているファンオブライフ。同社に2022年4月に入社した眞山 裕介(まやま ゆうすけ)さんは、前職の総合人材サービスのパーソルキャリア時代にG検定を取得した。

 学習のモチベーションになったのは、新たな知識や情報を得られるというワクワク感と、人材業界を俯瞰して見たときの危機感からだった。人材コンサルタントにとって「技術面の知識は不要だ」という風潮もある中、学習を経て眞山さんが感じているメリットとはどのようなことなのだろうか。

株式会社ファンオブライフの眞山 裕介さん

久々に“知の探究心”が湧いた学習

――G検定の存在を知ったのはいつごろですか? また、受験に至った理由を教えてください。

眞山

 2020年の新型コロナウイルスの感染拡大により、在宅時間が多くなったタイミングです。当時は前職のパーソルキャリアに在籍していました。勤務形態がすぐに完全フルリモートへと移行したと同時に、社会経済全体も停滞してしまったため人材紹介の仕事も一瞬無くなってしまい、今までと異なる時間の使い方に変わりました。少なくともこの状況は半年~1年は続くだろうなと思ったので、その間にインプットをできる限りたくさんしておくことで、自分の価値になるのではないかと考えていました。

 また、それ以前の2017年ごろ、ある勉強会に参加したときに初めて耳にしたのがシンギュラリティという言葉でした。AI技術の進化によって世の中が圧倒的に変わっていき、ゆくゆくは人類の知能を超えてしまう。それが自分の生きているうちに訪れるということを知り、恐怖とワクワクを感じました。

 シンギュラリティに立ち会う瞬間は、「自分が飲み込まれてしまう」という恐怖ではなく、せめて「見届ける」、できれば「操作する」という立ち位置にいたい。そう思っていたので、かねてからAIに興味は持っていました。コロナ禍で暇な時間ができて、「今こそ本格的に勉強するときだな」と思い学習を始めました。

 そこでG検定の存在を知り、合格率の高さから「簡単なのだろう」と勝手な思い込みで2021年に初めて受けてみたのですが、見事に不合格。その後、JDLAが提供する無料エントリー講座「AI For Everyone(すべての人のためのAIリテラシー講座)」や、東京大学のAI経営寄附講座、東京大学エクステンションのジェネラルコース(現・ベーシックコース)などを受講するうちに、本格的に興味を持ち始めるようになりました。

――G検定に向けて学習されてみて、率直な感想はいかがでしたか?

眞山

 大学は理学部数学科の専攻ではありましたが、微分積分もほぼ覚えてない状態でした。G検定の公式テキストを読んでも、最初は知らないことばかりで言葉が一切頭に入って来ず、本を1回開けたもののすぐ閉じたのです(笑)。

 ただ、公式テキスト以外の「AIによってどのように社会が変わるか」というテーマの書籍なども読んでいくと、言葉がどんどんわかるようになってきました。「わからない」から「面白い」に変わっていく瞬間があって、そこから学習はぐいぐいと進めていけましたね。

 学習の際に活用したのは、公式テキストと問題集です。G検定に合格した友人が1人いたので彼にポイントを教えてもらったり、「Study-AI」の無料のオンライン模擬テストを受けたりしていました。また、『AI白書』でわからない言葉を調べて覚えるということもしていましたね。

――講座や書籍などを数多く活用されながら学習を進められたのですね。その熱意は、やはりAIやディープラーニングの面白さがわかってきたからこそだったのでしょうか?

眞山

 俗にいう「知の探求心」が、久々に湧いた経験でした。これまでは、この世の中を大きく変えているのは、ドラえもんの世界のように「東大卒の天才たちがポケットから何か出して面白いことするのだろうな」と思っていた節があったのです。

 しかし、実際はそうではなく、世の中を変えているのは天才ばかりではないし、場合によっては自分たちもできるかもしれない。そんな気がしてくると、どんどん面白くなってきたので難しい内容も乗り込えていけました。