人材コンサルタントとして、業界を俯瞰して感じた危機感 学習することで「知の探究心が湧いた」

[G検定 合格者インタビューvol.12]ディープラーニング × リスキリングによる自分磨き

自らの人材業界を俯瞰して感じた危機感

――人材業界で働く人材コンサルタントの方たちは、眞山さんのようにG検定の取得を目指したり、DXやデジタル人材について知識を習得しようとしたりする風潮は高まっているのでしょうか?

眞山

 クライアント企業のデジタル人材へのニーズは非常に高まっていますし、実際にマッチングのご相談を受けることも増えています。しかし、我々のようにマッチングだけを担うコンサルタント自身は、内容まで詳しく知る必要は無いのが正直なところです。

 例えば、技術者やエンジニアを斡旋するのに、私がプログラミングをできる必要は全くない。なので、コンサルタント自身がデジタル人材やデジタル技術に関する知識を得ようとする風土は、全くに近いほどないのが現状です。

――そういった風土もある中で、眞山さんがG検定を取ろうと思われたのはなぜだったのでしょうか?

眞山

 一つは、先ほどの新たな知識や情報を得られることのワクワク感。もう一つは、今自分がいる場所を俯瞰して見たときの危機感からでした。

 人材業界で働いていると、あらゆる業界を俯瞰して見ることができます。その中で、立ち返って自社の業界を見てみると、マネタイズできるサイクルがあって、ビジネスモデルが確立されているからこそ、そこに因われてしまって外の世界を見られなくなるのです。

 システムのブラッシュアップは多少なりともしてはいますが、やることは結局変わっていない。外の世界で新しいビジネスや仕組みを作り出している人たちの活躍を目にしたときに、「自分も現状に満足して浸かっていてはダメになるな」と思ったのです。

 私は今38歳でまもなく40歳。完全に「おじさん」と言われる年齢になってきましたが、今の10代・20代が今後さらに新しいことを起こしていくときに、一緒になって喋ることができないのは悔しいし寂しい。

 「俺たちが若いときの方が面白かった」ではなく、「そんな面白いことあるの、おじさんにも教えてよ!」と言えるレベルにいたいなと思っています。

――実際にG検定に合格されて、ビジネスに良い影響はありましたか?

眞山

 当社はリーガル系に強みを持つ転職エージェントなのですが、それ以外の領域にもさらに事業を広げていこうとしています。私がこれまで培った人材紹介の経験を活かし、事業拡大を目指すプロジェクトを担うコンサルタントとして入社したという経緯があります。

 前職のパーソルキャリアで携わっていた建設・不動産グループに加えて、携わったことはないのですがIT系のエンジニアやDX推進のコンサルタントという領域の方たちの案件をやってみたいと考えています。

 会社からは「好きな領域を任せる」と言われていますが、「G検定合格したんです」「AIに詳しいです」と言えることで、相手に熱意を理解してもらえる一つのきっかけになっているとありがたく思っています。

 前職時代には、G検定を取得したときは「眞山、いろいろなことを勉強していて偉いね。でもそれって今の仕事に役立つんだっけ?」と言われたこともあります。

 確かに、人材コンサルタントとして知識が直接役に立つ場面があるというと、明確にはありません。「学ぶよりも慣れる」ことと、マクロ経済を喋れるテクニックが重要視される仕事で、技術に関しては一切知っておく必要がないんですよね。

――「仕事に役に立たないのでは」と言われてしまったとのことですが眞山さんご自身は学習して良かったと思っていますか?

眞山

 もちろん思っています。確かに、G検定に合格したからといって、仕事が増えたり、何かを作れたり、給料が増える、というわけではありません。しかし、単純に知らないことを知る欲求を満たすことができましたし、AI経営寄附講座を受講した方とのつながりができてコミュニティも広がりました。

 そういった場でビジネスパーソンと話す上でも、全く知識がなければ相手もしてくれませんが、「一応G検定を取った」ということで同じ土俵で話ができます。日経新聞を読んでいても、「これってもしかして、あの会社のこういった技術を応用しているのかな?」とわかるようになってきて、詳しくない業界のこともリアルに聞こえてくるし、講座で先生が言っていたことと紐づく瞬間がある。

 人類の進化や時代の潮流が変化する様を、手触り感を持って感じることができているのはとても楽しいですし、結果的にビジネスでも大きく役立っていると考えています。