【人材育成 for DX】開催レポート #6「ベネッセが進めるデジタル人材育成戦略 ~Udemyの有効活用法教えます!~」

ゲスト:株式会社ベネッセコーポレーション 北村 洋子氏、古島 和弥氏

「DX銘柄2021」選定企業の半数が導入しているUdemy Business

 続いて、Udemy Business マーケティング責任者の古島さんから、ベネッセコーポレーションが提供するUdemyの活用のポイントを紹介いただきました。

古島

 Udemyはアメリカで創設されたUdemy社が提供する、全世界で5,200万人以上のユーザーがいる世界最大級の学習プラットフォームで、個人が自身の専門分野の講座をUdemy上にアップロードし、それをまた個人の方が買って学ぶことができるCtoCのサービスです。

 法人向けのUdemy Businessは、受講者から高評価を得た厳選された約7,300本の講座を好きなだけ学べるサブスクリプションサービスです。学習管理の機能や、API連携やSSO設定にも対応しています。

古島

 Udemyは、エンジニア、起業家、大学講師など各界の実務講師が現場実務で培ったノウハウを講座化。実務で役立つ内容が中心であることが特徴です。

 2019年から展開し今年で4年目となるUdemy Businessは、国内650社以上、日経225の2社に1社が採択。「DX銘柄2021」の選出企業のうち半数以上の企業にご利用いただいています。導入理由は、「社内のDX推進のため、基礎知識のレベル上げていきたい」という理由が最も多いです。

リスキリングがうまくいく企業の共通点は、学ぶきっかけと文化づくり

古島

 一方で、会社が受講費を負担するだけで、動機付けが弱いと利用が低迷するというケースは、導入企業様からご相談いただく点であり、当社自身もUdemyを使用するうえで感じている課題でもあります。今日は、実際に導入企業様がどのような工夫をされているのか、事例をご紹介します。

古島

 例えば富士通様では「IT企業からDX企業への転換」をパーパスに掲げ、ドラスティックな人事制度改革も行っており、その一つの取り組みとしてUdemyを導入いただきました。

 1on1制度を導入し、上司が選択式研修の受講履歴をもとにキャリアをアドバイスするという取り組みをされています。これは、「勉強しなさい」というプレッシャーをかけるのではなく、「こういうトピックを学んでいるということは、将来的にはこういうキャリアに興味があるのですか」と、キャリア面談に活用するという使い方をされています。

 全社戦略と社内の学びを促す文化作りを組み合わせることによって、結果的にUdemyの活用の頻度が高くなっているという例です。

 学び直し・リスキリングがうまくいく企業様の共通点は、闇雲にDXに取り組むのではなく、自社の強みを活かした明確な勝ち筋を持たれている企業様が多いです。また、キャリアパスと対応した自律的学習がしやすい設計に工夫されています。この経営戦略と人材開発の間をつなぐ部分として重要なのは、社員の意識改革への気配りです。

 学ぶ“きっかけと文化”づくりに心血を注がれていることが成功のポイントであると感じています。

※次ページより、質疑応答の模様をレポートします。